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【2028年度から】大阪府の公立高校入試はこう変わる|一本化・第2志望・A/B/C問題の選択制を整理

この記事は、大阪市で7教室を運営するプラウ経験型教育塾 入試・教務担当が、大阪府教育庁(大阪府教育委員会)の公表資料をもとにまとめています。

大阪府教育委員会は2025年12月9日に、令和10(2028)年度入試から公立高校の入学者選抜制度を変更することを公表しました。入試の日程から出願の仕組みまで、これまでとかなり変わります。何がどう変わるのかを、順に整理します。

まず、誰が対象になるのか

対象は2028年3月に公立高校を受験する学年です。2026年時点でいうと中学2年生にあたります(2028年4月に高校へ入学する学年、と考えると分かりやすいと思います)。

それより上の学年(2027年3月・2028年より前に受験する生徒)は、これまでどおりの制度です。

変更点1|入試が3月に一本化される

これまでは特別選抜(2月)と一般選抜(3月)に分かれていましたが、これが一本化され、原則としてすべての高校が3月上旬に試験を実施します。入試にかかる期間が短くなります。

2月に実施されるのは、帰国生の選抜、日本語指導が必要な生徒の選抜、自立支援の選抜など、特定の学校で行われるものだけになります。

これまで「2月の特別選抜がだめでも3月の一般選抜がある」という受け方をしていた学科(体育科・音楽科・美術科・エンパワメントスクールなど)を考えている場合は、受験計画の立て方が変わります。

変更点2|公立の「第2志望校」に出願できるようになる

これが今回いちばん大きな変更かもしれません。公立の第1志望校に加えて、公立の第2志望校にも出願できる機会が設けられます。

仕組みはこうです。

  • 第2志望校の合否は、第1志望校で受験した学力検査(共通問題)の点数と、調査書の評定を使って判定されます
  • 第2志望のためにあらためて試験を受ける必要はありません
  • 使われるのは、その高校を第1志望にした志願者だけでは募集人員に満たなかった場合です。そこから第2志望の志願者を合格させる、という順番になります

つまり「第2志望なら受かりやすい」というものではなく、あくまで定員に空きが出たときの受け皿という位置づけです。とはいえ、公立をもう1校書けるという安心感は大きいはずです。

変更点3|「学校特色枠」ができる

各高校が、学校や学科の特色に応じて独自に設ける枠です。

  • 設定できるのは募集人員の50%以下
  • 応募は希望者のみ
  • 合否は各高校が定める選抜資料と方法で決まります

どの高校がどんな特色枠を設けるかは高校ごとに違うので、志望校の発表を確認する必要があります。

変更点4|国語・数学・英語は「A・B・C問題」から高校が選ぶ

国語・数学・英語の3教科は、それぞれ3種類の問題から高校が選択する形になります。

問題の種類内容
A問題基礎的問題 + 共通問題
B問題標準的問題 + 共通問題
C問題発展的問題 + 共通問題

どの種類にも「共通問題」が含まれるのがポイントです。第2志望校の判定に使われるのは、この共通問題の点数です。

志望校がどの問題を選ぶかで、必要な対策のレベルが変わります。志望校選びと同時に「その高校はA・B・Cのどれか」を確認することになります。

変更点5|自己申告書が廃止される

これまで受験生全員が提出していた自己申告書は廃止されます。

あわせて、調査書に書かれるのは各教科の評定のみとなり、これまであった「活動/行動の記録」の欄はなくなります。

なお、エンパワメントスクールや定時制・通信制の課程、二次選抜などでは、新たにエントリーシートの提出が求められます。

変更点6|英語の資格(英検など)の読替え率が変わる

英語の学力検査では、これまでどおり外部の英語資格のスコアを活用できます。その読替え率が設定されました。公表されている例は次のとおりです。

資格スコア等読替え率
実用英語技能検定(英検)準1級・1級90%
TOEFL iBT60点〜120点90%
IELTS6.0〜9.090%

上記は公表資料に例として示されているものです。詳細な区分は大阪府の資料でご確認ください。

変更点7|エンパワメントスクールは3教科に

エンパワメントスクールの受験教科が、国語・数学・英語の3教科に変更されます。

変わらないこと|内申点の計算方法

制度が大きく変わる一方で、内申点(調査書点)の計算方法は変わりません

  • 中1: 9教科 × 5段階 × 2倍 = 90点
  • 中2: 9教科 × 5段階 × 2倍 = 90点
  • 中3: 9教科 × 5段階 × 6倍 = 270点
  • 合計 450点満点。学力検査450点と合わせて総合900点

中1・中2で内申点の4割が決まるという構造もそのままです。計算方法の詳細は大阪府の内申点の計算方法をわかりやすく解説にまとめています。

今からできること

  • 内申点の積み上げは今までどおり最優先。計算方法が変わらない以上、中1・中2の評定の重みも変わりません
  • 志望校が「A・B・Cのどの問題を使うか」を意識する。同じ偏差値帯でも必要な対策が変わります
  • 第2志望校を早めに考えておく。公立をもう1校書けるぶん、志望校の組み立て方に幅が出ます
  • 入試が3月に集約されることを前提に計画を立てる。2月の特別選抜を「1回目」と考えていた受験プランは組み直しが必要です

出典

※制度の詳細は今後も更新される可能性があります。受験の年度に応じて、必ず大阪府教育委員会の最新の発表をご確認ください。本記事も変更があり次第、改訂します。

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プラウ経験型教育塾は、大阪市淀川区・西淀川区・大正区で7教室を運営する完全個別指導塾です。「制度が変わると聞いて不安」「うちの子の志望校はどうなるのか」といったご相談も、無料の教室見学・体験授業のなかでお受けしています。

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この記事を書いた人|プラウ経験型教育塾 入試・教務担当
大阪市淀川区・西淀川区・大正区で7教室を運営する完全個別指導塾です。大阪府の公立高校入試については、毎年の進路指導と大阪府教育委員会の公表資料をもとに情報を更新しています。制度改定があった場合は本記事も改訂します。

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